こんにちは!!
本日は春からひとり暮らしをする方へ向けた記事です。
高校や大学、就職が決まりいよいよ新生活がはじまるのではと思います。
まだ先じゃないか~と思っている人。
気が抜けた後は本当に早い!
ドキドキやワクワクの反面、うまくやっていけるのか不安もあると思います。
そこで今回は4度の引越経験や約6年間のひとり暮らし
現役の不動産社員である奥さんの知識から
必要な準備、初期費用などまとめてお伝えしたいと思います!
どうぞお付き合いくださいませ。
家を探す
なにも分からない人のためにまずはなにをすればいいの?
という点からはじめます。
すでに家は決まっていて必要ない場合は飛ばしてください。
家を探す理由はもちろん学校や会社に通うためですね。
そこで条件として確認しておきたい点は以下のとおりです。
②【敷金・礼金】
③【間取りや築年数他】
④【周辺地域の環境】
⑤【通勤時間と通勤手段】
⑥【相場を知っておこう】
⑦【家賃や初期費用の値下げは可能?】
【家賃】
みなさんが一番気になるところではと思います。
コストもできるだけおさえたいですね。
自分が1か月あたりどれくらい家賃として支払いができるか見極めましょう!
一般的には収入の3割ほどが望ましいと言われています。
手取り18万であれば家賃5万4千円が理想ということ。
しかし実際は地域によって5万4千円ではかなり物件が絞られます。
そのため厳密に決めるのではなく少し幅を持たせて探すとよいでしょう。
場合によって収入の3割~4割(18万であれば5万4千円~7万2千円)の間という条件を視野に入れましょう。
【敷金・礼金】
毎月の家賃以外の費用として確認しておきたいのが敷金・礼金です。
では敷金・礼金とはどんなものかご存知ですか?
予備知識として知っておきましょう!
敷金とは?
敷金は部屋を退去する際の保険のような役割で、原則として事前に支払いをします。
生活でできてしまった傷(壁に穴など)を直す際に充てられると考えて良いでしょう。
相場は約1か月分の家賃であり、基本的に修理された費用を差し引いたお金が返ってきます。
礼金とは?
大家さんにお礼の意味を込めてお支払いするお金。
昔は賃貸物件が少なかったことから基本的に組み込まれていたようです。
最近では賃貸物件も増加し、空き家になっているほうが困るほどなので礼金なしの物件も増えています。
相場は同じく約1か月分の家賃となります。
敷金・礼金ナシの物件って大丈夫なの?
一部の賃貸はゼロゼロ物件として一時期人気になりました。
入居費用がかなりおさえられるので嬉しいですね。
しかし敷金がないことによって退去時に高額請求されたりとトラブルになるケースがあります。
というのも退去時は敷金のほかに別途かかる費用が存在します。
敷金がないことでその他費用が相場より高額な設定がされていることも…。
契約前に確認しましょう。
別途かかる費用は以下となります。
【その他費用】
入居者が何らかの原因で家賃などが支払えない場合、保証会社が立て替えるために必要な保険です。
不動産屋さんによっては加入を条件にしている場合もあり様々です。
費用は家賃1か月分の50%~100%で、一定期間ごとに別途更新料がかかります。
基本的には契約する際に不動産屋さんがオススメする保険に加入することが多いでしょう。しかし義務ではなく個人で選択することが可能です。
支払いは不動産屋さんによって異なりますが一括年払いや毎月の家賃に加えるタイプなどがあります。
入居手続きをした当月+次月の2か月分を支払うことが基本的です。
入居日によっては日割り計算+次月分となる場合があります。
入居時に請求、または退去時に請求される場合の2パターンがあります。
義務ではないため契約書に記載していない場合は省略することも可能です。
物件(鍵の種類)によって交換費用が変わります。
原状回復させるために必要な費用です。
敷金を支払っている場合はそちらから差し引かれることが多いですが、契約書の内容によって異なります。
また、部屋が広くなるほど高額になります。
その他不動産によって入居・退去時にかかる費用はないか契約書を確認、直接お問合せをして合計でいくら費用がかかるのか、あらかじめ確認しましょう!
【フリーレント物件とは?】
入居後の一定期間、家賃が無料になる物件のことです。
無料期間のほとんどが約1ヶ月分ということが多いですが、希に3ヶ月や6ヶ月といった掘り出し物も。
空室のままよりは入居してもらいたいという理由からフリーレントが広まっているようです。
ただし一定期間は住むことが必須など、フリーレント特有の制約が存在することが多いのでちゃんと確認しましょう。
【間取りや築年数他】
家賃の範囲が決まったら次に確認したいことは間取りや築年数です。
どれくらいの広さがいいか、何年住む予定か決まっていると絞り込みやすいでしょう。
また自分の好みを書き出しておくと不動産屋さんも手早く探してくれます。
女性は特にセキュリティーを確認しておきたいですね。
また、事故物件ではないか確認しておきましょう。
というのも告知義務には明確な取り決めがなく、聞かなければ答えてくれない場合があるからです。
霊体験がある僕としては、安くてもオススメしません…。
リスト形式にしておくのでご活用ください。
☑築年数
☑部屋数
☑建物の階層
☑セキュリティー
☑床(畳orフローリング)
☑洗濯機の位置
☑エアコンなど既存設備の新旧
☑リフォーム済み?
☑いつまで住む?
☑トイレとお風呂は別?
☑事故物件ではないか?
【周辺地域の環境】
家の近くに生活するうえで必要なお店があるかです。
お店に限らず病院なども確認したいですね。
また、周辺地域の治安も重要です。
都心に住むなら隣人や周辺にどんな人が住んでいるのか、事前確認と内覧時に直接見ておいた方がいいです。
実体験ですが、隣同士の家が警察まで呼んで揉めている最中に内覧したことがありました。
いくら家賃が安く間取りが理想的でも、揉め事がある物件は避けたいですよね。
【通勤時間】と【通勤手段】
安い賃貸でも通勤に費用がかかっては本末転倒です。
学校や職場へ毎日の通勤でどれくらいの時間や費用がかかるのか、どんな交通手段があるのか確認しましょう。
都心では地下鉄か私鉄、それだけで交通費に差がでます。
また、バスは運行本数によりますが低コストで魅力的。
ただし時間に余裕を持っていないと交通状況によってかなり左右されます。
僕の場合は
通勤:約1時間
手段:徒歩+電車+自転車
となっています。
その際にかかっている費用は以下の2点。
駐輪代[自転車置き場](1か月約3千円・3か月約7千円)
会社が移転したこともあり遠くなりました…。(どうでもいいですね)
また、小さなことかもしれませんが
徒歩や電車ならスマホでスキマ時間が利用できます。
しかし自転車や車に乗っていると他に何もできません。
個人的には結構重要なことだと思っています。
自分に合う通勤方法を見つけましょう!
【相場を知っておこう】
これは必須なのでぜひ覚えてほしいです。
相場を知らないとトラブルの原因になることも…。
その理由としては不動産屋さんとお客さんの立場の違いですね。
不動産屋さんとしては
・高い賃料に住まわせて仲介料を多く得たい。
極端ですがこれが本音です。
不動産屋さんも商売なので仕方のない点。
一方でお客さんは
・利便性も良くて住み心地のいいところを選びたい。
これではどちらも一方通行です。
相場を知らないと不動産屋さんに言われるがままになってしまいますね。
「プロが言うことだからそうなのだろう」
そう思ってしまうこともあるでしょう。
しかし良心的な不動産屋さんだけではないのが実情…。
そこで必要となるのが相場です。
相場をある程度知っていると不動産屋さんが良心的かすぐに見極めることができます。
また調べることで知識が身につくので駆け引きができるようになる!
相場を知る方法はいくつかありますが、僕が実際におこなった方法は2つです。
面倒かもしれませんが長くお世話になる部屋を決めるのです。
心地よい空間を手に入れるためにもうひと手間かけてがんばりましょう!
【家賃や初期費用の値下げは可能?】
あまり知られていないかもしれませんが、実は交渉可能です。
そして交渉材料に使うのが上記でお伝えした相場ですね。
ほかの物件を引き合いにだしてもう少し安くならないか交渉しましょう!
交渉次第によりますが2千円~3千円ほどであれば比較的簡単にOKがもらえます。
僕の場合は、なんと家賃を2千円値下げしてもらったことがあります。
約2年間住んでいたので
2千円×24か月=4万8千円
お得になりました。
もちろん値下げしないという物件も存在しますが、大家さんの心意気にかかっているところが大きいので一度交渉してみるのは充分アリだと思いますよ。
お部屋が決まったら
不動産屋さんとの契約を終えてもやることたくさん!
ジャンル別にチェックリストを用意しましたのでご活用ください。
すでにある程度の準備が済んでいる方も
そうでない方も
一度見直しをオススメします。
<申請> | <家電製品> | <家具> | <その他> | |
必須 |
□鍵の受け取り |
□冷蔵庫 □洗濯機 □電子レンジ □エアコン □掃除機 □シーリングライトや電球 |
□リビングテーブル | □寝具一式 □引越業者依頼 □ガスコンロ □物干し各種 □食器やコップ □カーテン |
あると便利 | □インターネット開設 | □炊飯器 □テレビ □パソコン □ポット |
□テレビラック □簡易脚立 □食器棚 □収納ケース □本棚 |
□洗剤各種 □タオル各種 □洗濯カゴ □料理器具一式 |
【全部でどれくらいのお金が必要…?】
実際には家から持ってくるもの、すでに備えつけの品はあるかと思います。
しかし一式揃えようとするとかなりの金額になることは間違いありません。
とてもざっくりですがジャンルごとに最低限の金額を一例として挙げてみます。
<家電製品>
冷蔵庫小さいもの …約3万円
洗濯機小さいもの …約3万円
エアコン …約4万円
電子レンジ …約5千円
テレビ …約3万円
シーリングライト 2個 …約1万円
炊飯器 …約5千円
掃除機 …約5千円
ポット …約3千円
※パソコンは高額なうえに必須ではないので抜きました
家具合計9点(15.8万円)
<家具>
リビングテーブル …約1万円
テレビラック …約5千円
簡易脚立 …約3千円
収納ケース 3~4個 …約1万円
本棚 …約3千円
家具合計5点(3.1万円)
<その他>
□寝具一式 夏物と冬物 …約2万円
□引越業者依頼 …約5万円
□ガスコンロ …約1万円
□物干し各種 …約1万円
□食器やコップ …約3千円
□カーテン 2窓分 …約1万円
□洗剤各種 …約1千円
□タオル各種 5枚 …約5千円
□洗濯カゴ …約3千円
□料理器具一式 …約1万円
※引越業者は利用者が多いと思うので入れました
その他合計10点(12.2万)
ひととおり挙げた合計金額は・・・
31万1千円。
実際はこまかな物がもっと必要になるので金額は増えるでしょう。
一からの準備となると入居時の初期費用を支払ったうえに、上記の金額が上乗せされるので50万円は超えると思います。
一人暮らしも楽ではありませんね…。
一人暮らしのまとめ
僕も初めは全て親任せでした。
だからこれほど大変で多額の費用がかかることを知ったのはもう少し後のこと。
一人暮らしといっても多くの人に支えられて成立しています。
大変なのも最初だけで人は慣れる生き物。
大変という字は
「大きな変化があるとき」
にやってきます。
新しい体験が君たちを待っているのだ!!(誰
ぜひ新生活を楽しんでください。
本日はここまで!
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それではまたね~。
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